五臓六腑刺激団佐野公一郎佐野考洋
                劇団 五臓六腑刺激団、佐野兄弟のブログです。
2009.01.09 Fri

弟です。

京急本線の新馬場駅のプラットホームにて、とんでもないものと出会ってしまった。
それは、プラットホームの片隅に備え付けられた木製のベンチ。

出会いだなんて、そんなの稲川淳二の眉の動きよりオーバーだよ!と、思われるかもしれない。
だが、仕様がない。僕とベンチは出会ってしまったのだから。

遠目から見たら、普通のベンチと何ら変わらない。
しかし腰をかけた刹那、僕はあまりの座り心地に、思わず放屁してしまった程だ。
(昨夜からお腹の調子が悪かったことは内緒だ)
それくらい僕とベンチの出会いは、衝撃的なものだったのだ。

まずは形。
座る面と、背もたれの角度がまた絶妙だ。
あぁ、こんなことなら、祖父の形見の分度器を持ってくればよかった。

そして材質。
東京砂漠で生活する僕には、材木の種類など知る由もないが、堅くもなく、
かといって、ある程度のメリハリのある重厚感。
あぁ、こんなことなら、祖父の形見の植物図鑑を持ってくればよかった。

最後に座ってみる。
そこで僕は軽く驚嘆する。尻と背がベンチに吸い付けられるのだ。
こんなベンチでなら、3年間補欠でもいい。
3年間、見事にベンチウォーマーを勤めあげられる気がする。
心の底からチームメイトを応援してあげられる気がする。
あぁ、こんなことなら、祖父の形見のスコアブックを持ってくればよかった。

そんなことを考えていると、品川行きの普通列車がホームに滑り込んできた。
僕はベンチを名残惜しみながら、車両に乗り込む。

そして・・・・
京急本線の普通列車の車両にて、とんでもないものと出会ってしまった。
それは、車両の両端に備え付けられたベロア素材のシート。



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